まずは介護実務者研修修了

介護実務者研修は、介護の仕事の第一歩目となる介護職員初任者研修を修了したものが、高齢者の自宅などを訪問し介護業務を行いながら受講するのが一般的で、実務経験を積みながら研修を修了できるのが魅力でもある。

介護実務研修は、初任者研修よりも受講科目も多く受講時間もかかる研修であるが、修了すると国家資格の介護福祉士の受験資格が取得できるのだ。

そして介護実務者研修は、初任者研修修了者に関わらず、介護業務初心者でも受講ができるため、パートやアルバイトの雇用形態で介護施設で介護関係の仕事に携わっている人でも、初任者研修を受講しなくてもキャリアアップが目指せるのである。

受験には3年以上の実務経験が必要となり、社会福祉概論やリハビリテーション論などの合計13科目の筆記試験と実技試験に合格しなくてはならないのである。

試験は受験科目が多いためより広い分野での高い知識が必要となるため、それなりに受験勉強も必要なのは当然のことだ。

そのため、受験生のほとんどは通信型や通学型の試験合格に向けた講座を受講し、自分に合った効率的な受験勉強を行なっているようである。

試験に合格すると介護福祉士として、これまでの介護業務の他にも介護施設や事業所内の介護スタッフの管理やマネージメントなどサービス提供責任者として活躍でき、他のスタッフの指導などより責任を担う仕事を任されることとなるのだ。

より上を目指すなら、ケアマネージャーの資格を取得するのが望ましいであろう。